デジタルにはない魅力が満載！アナログレコードが現代でも愛される理由を解説！

ハイレゾが目指す音質は、自然に近い音質だと言われています。

CDのデジタル音源は、人間の耳に聞こえにくい20KHzを超える音域をバッサリと捨てていますが、ハイレゾは40KHz以上の音域を含むため、より自然に近い形で聞こえます。

実はレコードは40KHzを超える音域を含んでおり、CDよりも遥かに自然な音を楽しめることからハイレゾが最終的に目指している音域であるとも指摘されています。

デジタルでは実現できない音域こそが、愛される理由と言えるでしょう。

デジタルにはない魅力が満載！アナログレコードが現代でも愛される理由を解説！

スマホで楽しめるデジタル音源が隆盛を誇る中、アナログレコード人気が再燃しています。

一見すると時代遅れに見えますが、2010年代に入ってから再評価が進んでおり、改めてレコードの良さが見直されるようになりました。

愛される魅力となっているのが、自然な音質です。

CDにはない高い周波数を含んでおり、滑らかで自然な音質を楽しめることから、デジタル音源が生活の一部であった若者にも注目を集めるようになっています。

ハイレゾへの関心が高まるのと比例するようにレコードへの関心も高まるなど、音にこだわりを持つ方にとって欠かせないアイテムとなりつつあります。

レコードの買取基準で重要な製造年代と製造国

レコードブームで、ネットオークションや専門店での中古品の買い取りも積極的に行われるようになりました。

どうせ買い取ってもらうなら、より高額で売りたいと考える人が多いはずです。

中古レコードの買取基準で重要になるのが、製造年代と製造国です。

例えば売れた海外アーティストの楽曲ともなるとひとつの楽曲で、数百種類のバージョンが存在します。

当然ですが作られた年代によっては、大量に流通していて流通量が多い時期の中古品の方が大量に市場に出回っていて、ピカピカの未使用品であったとしてもプレミアの観点から安くなってしまいます。

逆に製造販売枚数が少ない年代に作られた物は、希少価値が上がって高値で取引される事もあります。

年代と同じく製造国も重要で、どの国で作られたかで価格が変わってきます。

発展途上国などで作られた物は品質が悪いので値段も下がる事がありますが、先進国で質的には変わらなくてもジャケットの文字が日本語か英語の違いが出ても値段が変わってきます。

デジタルよりも音質が良いレコード

近年音質の高さから幅広い世代に支持されているデジタル音源ですが、この音源が当たり前の世の中で未だにレコードなどのアナログ音源を支持する人も少なくありません。

むしろ数年前から若者を中心にレコードブームが起こっており、音楽会社でもレコートプレスを再開したり専用プレイヤーなど周辺機器の販売も増加傾向にあります。

その人気の理由の1つとして、デジタルよりも音が良いとされることにあります。

デジタル音源はアナログに起こりがちなノイズや回転ムラの排除、ダイナミックレンジの拡大やチャンネルセパレーションの向上といったアナログの欠点を全て潰していることが特徴なので、非常にクリアな音質を楽しむことができます。

ただしアナログマスターを変換する際に情報の欠損が起こってしまうため、ハイレゾでは限りなくアナログの波形に近づけようとする技術となりました。

こういった点で情報欠損が一切ないアナログ音はデジタルよりも優位で高品質であるといえます。

若い世代からも見直されるレコード

レコード(アナログディスク)は、CDを用いた音楽ソフトが登場した1980年代から次第に衰退していきましたが、2010年代前半から生産量や売上が上向いています。

その理由を簡単に述べると、レコードが若い世代の間で見直されるようになったためです。

2010年代はインスタントカメラなどの昭和時代や平成時代初期にヒットした商品のリバイバルブームが起こっており、アナログディスクもその流れの中で再評価されるようになった商品の一つともいえます。

アナログディスクは、CDと比較すると使い勝手や収録可能な時間、保存性など多くの面で劣ります。

音についても、CDよりはひずみが出やすいです。

しかし、音に奥行きがあり、CDやデジタルデータでは聞こえて来ない音が聞こえてくる点や、音に温もりやあたたかみを感じる点などが再評価されるようになりました。

また、独特のノイズ音についても、レコード特有の味だとして評価する若者もいます。

CDやデジタルデータの登場によって解消された欠点が、利点として評価されるようになりました。

プレミア化され中古市場での価格も高騰しているレコード

近年では音楽を聴く場合にインターネットからダウンロードをすると言うスタイルが一般的となっていますが、自分の手元に保存できないことやそのイメージをつかむことができないなどからレコードの人気が非常に高まっています。

レコードはジャケットが非常に大きく、印象的なものが非常に多いことやアナログであるために温かみを感じると言うことも多いため、特にリアルタイムでその世代を知らない人にとって新しい印象を与える面もあり、人気が高まっているのが実態です。

特にジャケットが美しいものや発売当時にその出荷枚数が少なかったものなどは現在でもプレミアがつき、価格が高騰していると言うものが少なくありません。

これらは単純に音楽を楽しむと言うだけではなく、そのジャケットを見て楽しむことができると言う側面もあるため、多くの人に支持されています。

また現在のように自分の好きな曲だけを簡単に聞くことができるのではなく、アルバムを最初から聴くことになる場合が多いので、そのゆったり感も人気の秘密となっています。